トイプードルについてすべてが理解できます

犬種名プードルは、ドイツ語の「プーデル」が語源で、水中で泳ぐさまを表わす語です。
トイプードルがスタンダード・プードルを小型に改良した犬種である。
初期でもっともプードルに近かったのは、フランス、ロシア、ハンガリーなどの国々に分布していた、カールのかかった被毛の「バーベット」という犬であったと推測されます。
その中で、現在のプードルにもっとも影響を与えたのが、ドイツ原産のバーベットでした。プードルという名称もドイツ語の「pfudel(水たまり、水がはねる)」に由来しており、プードルが水の中で行動するのに優れていたことを証明しています。 16世紀フランスの上流階級で飼育された頃にはミニチュア・プードルが存在し、ルイ16世の時代にはトイプードルが確認されています。プードルはイギリスでは古くからトリュフ掘りに使用されていたと言われ、プードルが嗅覚によってトリュフを発見すると、仕事仲間のダックスフンドが掘り出した。
当時トリュフ掘りは犬に与えられた重要な仕事で、プードルの特技はスペインやドイツに輸出されました。
夜間のトリュフ掘りでも犬の居所が分かるよう、ホワイトのプードルが作出されたとも言われている。
 

トイプードルの歴史

プードルは優雅な愛玩犬として、流行に敏感な女性たちから支持されるようになりました。
フランスの貴族たちからも人気を集め、ついにはフランスの国犬となりました。
特徴的だった被毛の刈り込みはさらに強調され、より小さいプードル(トイプードル)を生み出す動きも出始めました。
19世紀末になると、プードルはショーに出されるようになり、最初はブラッシングをせず、被毛を自然にからませた状態のままで出されていました。
人目を引くには成功しましたが、あまりにも手入れが大変だったため、20世紀前半には淘汰されました。代わって登場したのが現在もっとも主流となっている「ブッファンスタイル(逆毛を立ててふくらませ、高さをつけた髪型)」でした。



トイプードルの性質

トイプードルは、過去も現在も非常にトレーニングしやすい犬として知られています。
ブリーダーの経験からしても、とても利口でしつけをすればすぐに認識する高度な知能をもった犬です。
また、人間の感情も察する能力があり表情や声のトーンなどでも状況を認識する能力をもっています。
性格は凶暴性がなく陽気です。噛んだ、唸ったりりすることもなく、とても育てやすい。小さなお子様のいる家族でも安心して飼育できる怖くない犬種なのです。

トイプードルのブリーティング

トイプードルはプードルのサイズ別3犬種中、最も小さいサイズですが、日本とアメリカではサイズの上限に1インチ(2.5cm)の差があります。
日本の場合には1インチ大きいにもかかわらず規定のサイズ以内で繁殖をする事は一般に困難で、サイズオーバーになる個体が多いのが現状です。
トイ・プードルがもとはスタンダード・プードルからサイズダウンされた犬種なのでどうしても成長段階で個体差が現れます。
トイプードルの繁殖には、サイズの安定と毛色の安定という2つの困難がつきまといます。

トイプードルのカラー・飼育環境・ケア・運動量・しつけ

トイプードルのカラー

トイプードルはきれいな一色毛であることを理想とし、ブラック、ホワイト、ブルー、グレー、ブラウン、アプリコット、クリーム、シルバー、シルバー・ベージュ、レッドなどがあり、同色内の濃淡がある。カフェ・オ・レ色はブラウン系色の中に含まれる。

トイプードルの飼育環境

トイプードルは、十分な運動量を確保できれば、室内でも問題なく飼育できます。
甘えん坊の性格の子が多いので、いつもスキンシップをとり褒めて育てるようにしてください。
トイプードルのケアは、シングルコートなので抜け毛はほとんどありません。
毎日ピンブラシやコームで入念に手入れしてください。
シャンプーは2週に一回〜二回程度で結構です。
毛の伸びが早いため月に一回くらいのトリミングは必要となります。
いろいろなトイプードルのカットスタイルもありますのお好みのカットをご依頼ください
定期的に耳掃除も行ってください。

トイプードルの運動量

サイズによっても異なりますが、活発なので毎日の運動は不可欠です。
特にスタンダードプードルは、十分な運動量が必要です。
トイプードルは、室内や庭で十分遊ばせる他、朝夕、各30分〜1時間くらい散歩させるのが
好ましいですが、毎日するのが困難な方は、外で排便をするようになる我慢してしますため、気まぐれな散歩はしないようにしてください。
ボール遊び、おいかけっこなどを取り入れて遊んでください

トイプードルのしつけ

トイプードルは、利口で物覚えが早く何事にも意欲的で基本的なしつけや訓練はすぐ習得します。初心者でも扱いやすい犬種がトイプードルです。
ただ、賢い反面、甘やかすとわがままになることもありますので、過保護にせずに、飼い主がしっかりリーダーシップをとっていくことが大切です。
飼い主さんが振りまわされることのないよう注意してください。