ペットと暮らす生活


題名:「もも」と生きる

ペットと生きる奮闘記。
老後の試練を乗り越え、前向きに人生を楽しむ茂平さんの日常を紹介


登場人物

じいちゃん(茂平)   69歳     お客様の体験を参考に作成。トイプードル
ばあちゃん(雪子)(故)63歳     登場人物の名前は仮名。
もも(トイプードル)♀4歳


「もも〜おはよう!」
「今日も元気か?よかった!よかった!」
朝に、茂平じいちゃんが愛犬のトイプードル(もも)に呼びかける口癖。
雪子ばあちゃんは3年前にこの世去った。
愛犬ももは、ばあちゃんが亡くなる1年前に家族に迎えたトイプードルの女の子。
二人の老後が寂しく飼いだしたのだが、いまでは家族以上の付き合いになった。

ばあちゃんが倒れたとき、ももは狂ったように吠え、じいちゃんに知らせに来た。
残念ながら帰らぬ人となってしまったが、最後まで「もも」は離れようとしなかった。
じいちゃんは、悲しみに耐え「もも」を溺愛した。

あれから、じいちゃんと「もも」との生活が3年経ち、何処へ行くのもいつも一緒の夫婦のような関係。
食事、掃除、散歩等、じいちゃんの生活も、愛犬と一緒に規則正しくなった。

「もも」の餌はまだあるか?トリミングはいつ予約しょうか?おやつは何がいいか?
 動物病院にはいつ行こうか?
じいちゃんはいつも「もも」を気遣い暮らしている。
それが、生きがいだから。

「もも」との生活がずっと続くように、食事にも気遣い、適度な運動も心掛けた。
もし、「もも」がいなかったら、ばあちゃんが亡くなった後の生活はどうなっていたのだろう。
年齢のことを考え、ペットを諦めていたらと考えると、いまの幸せを感じずにはいられない。