ほとんど吠えない犬種はトイプードルです

吠えない犬種は、トイプードル、狆、キャバリア、ミニチュアシュナウザーや鼻の短い犬種は比較的吠えないといわれています。
はたして本当にそうなのか?

実のところ話は複雑で単純には解決しないのです。
吠えない犬は先天性のものと環境によるものも複雑に絡みあっているからです。
このことを前提に吠えない犬について解説します。
しつけにより吠えないようにすることも可能です。

吠えない犬の選択/トイプードル

トイプードル画像吠えない犬を探す順序は犬種から始まります。
トイプードル、狆、キャバリア、ミニチュアシュナウザーや鼻の短い犬種を選択します。
それでもまだ確実ではありません。
以下の順序により選択します。

1.環境による選択
2.親の選択
3.吠えない犬の環境

その他、ステロイドホルモンで、男性 ホルモンの一種や、心のバランスを整える作用のある伝達物質で、セロトニンの影響があることが上げられていますが、個体差もあり、選択する場合には分かりませんのでここでは除きます。

環境による選択

性別は雄、雌とも吠えない犬を選択する場合、そのような環境で誕生し生活していたかです。
比較的吠える犬は、競争心、警戒心が強いことが上がられます。
そのため、多数の子犬と一緒に生活していた犬と、個別に管理され生活した犬とでは違います。
個別管理されていて、比較的繁殖している頭数の少ないブリーダーから誕生した子犬を選びます。
これは、あくまでブリーダーが判明している場合においては有効ですが、ペットショップで購入する場合は分らないためこの選択で選ぶことはできません。

多数の子犬で生活しており、大型の繁殖場をもっている(30頭〜)ところでは過当競争となり、競争心や警戒心が強くなります。
また、周りの成犬の吠える声を幼少の頃より聞いているため、周りの子犬も吠え始め連鎖します。

一方、個別管理されている比較的小規模なブリーダー(20頭以下の飼育)では、繁殖場ではなく、自宅の一部で繁殖している場合が多く、周りの環境を考慮し、個別に管理し吠えさせないように努めています。
また、飼育環境も大型繁殖場とは違い、ペットの飼育に近い環境のため、ストレスが少なく穏やかに育ちます。

このように環境によっても異なりますが、その後の環境によっても吠えなくなったり、吠えるようになることもありますのであくまで選択する場合の環境としてご理解ください。

親の選択

環境にも影響されますが、吠えない犬の選択の場合、やはり遺伝は見逃せません。
そのため、両親が無駄吠えないかを確認します。
特に母親が無駄吠えが多いと、子犬も多いことがありますので確認が必要です。

両親の無駄吠えが確認できない場合、経験上ですが比較的臆病な子犬は凶暴性がないため無駄吠えが少ないように感じます。
臆病とは極端なイメージを描きますが、実際には、手を出すとすぐに飛びついてくる子犬とゆっくりゆっくり確認しながら近づいてくる子犬の違いくらいです。
その後は一緒で、ペロペロ舐めて他の子犬とは変わりません。

また、元気な子でストレスを感じないような、明るく活発な子も無駄吠えは少ないようです。

吠えない犬の環境

トイプードル犬種を選択 → 生活環境を選択 → 親の選択を行ったら吠えない犬の環境を整える

1.規則正しい生活環境を整える
 子犬からゲージやサークルで生活させて自由にさせず、散歩や遊ぶ時間は決めてから遊ばせましょう。
その際には、遊びの中でも、「オイデ」「オスワリ」「フセ」「マテ」などをご褒美を忘れずにしつけを行う。
2.わがままな犬に育てない。
 わがままに育てないためには、飼い主さんがリーダーとなり子犬をリードする。
 いけないことと、良いことの区別をはっきり行い褒めたり、叱ったりすることも大切です。
子犬をいつでも鳴いたら自由に遊ばせたり、一緒に寝たりするのはリーダーが逆転し気にくわないと吠えたり乱暴な犬に育ちますので、飼い主さんの責任は重大です。