トイプードルは、臭いも少ない犬種ですが、臭いが気になりだしたら肛門腺の分泌液が原因かもしれません。
肛門腺にある分泌液は、固体により臭いが異なり、犬の社会では臭いで固体を認識させることができます。
肛門腺の穴は、2つあり袋の中に分泌液が溜まります。
この袋は、定期的に絞り出してください。
この肛門腺の液は、強烈に臭いので顔にかからないようにご注意ください。

肛門腺の絞り方

肛門腺は、肛門の斜め下8時の方向と4時の方向にあります。
肛門腺を絞る場合はシャンプー時に行います。

1.尾を上に持ち上げて、肛門を確認します。
2.肛門の下、4時と8時の方向に親指と人差し指で摘むように、奥から手前に上の肛門の方向に絞り出します。
 このとき、液が飛びますのでご注意ください。(ティッシュをあてると防止できます)
3.茶色の液が出てきたら完了です。

図を参照にトイプードルの肛門腺を確認し、定期的に肛門腺を絞るようにしましょう。
 ※固体により溜まる期間や量が違うため、1ヶ月に1度とは限りませんのでご注意ください

肛門腺

最初は難しいかもしれませんが、コツをつかむと簡単に素早く行えますので経験することが大切です。
肛門腺に液が溜まりすぎると、破裂したり肛門嚢炎などの原因になります。

主な病気

・肛門腺炎:肛門腺に細菌が入る炎症をおこす病気

・肛門腺膿瘍:細菌が肛門腺嚢まで進入して肛門嚢が破れる