トイプードルの皮膚病

トイプードルの主な皮膚病と症状
動物病院
    
    寄生性皮膚炎       
            
            脱毛、紅斑(皮膚が赤くなった状態)、色素沈着(皮膚が黒くなる)かゆみ、出血、
            痂皮(かさぶた)形成などがおこる。

    細菌性皮膚病
 
            犬が引き起こす皮膚病の中では最も多い疾病で、皮膚の擦り傷や噛み傷から黄色ブドウ球菌など
            が侵入し、皮膚が部分的に赤くなり強い痒みを伴い、何度も噛んだり掻くために、さらに
            広い範囲にまで感染が広がり、皮膚の色が黒ずんでくる。

    アレルギー性皮膚病 

            出血、フケ、脱毛など強い痒みのため、犬はしきりに引っ掻いたり舐めたり咬んだりします。
            その為皮膚が傷つき、表皮がはがれて潰瘍ができたり出血がある。

    内分泌異常を原因とする皮膚病

            皮膚病ではなくトイプードルの場合は、7歳前後で痒みや赤みがなく自然に左右対称に脱毛していきます。
            多くはお尻の毛が左右対称に薄くなっています。

            避妊、去勢することで改善される場合があります。

トイプードルの寄生性皮膚病

毛包虫症(アカラス

犬の毛穴に巣食う寄生虫が原因で起こる皮膚病で、[>=]ニキビダニ(体長0.2〜0.3ミリほどの寄生虫)が原因
目や口の周り、前足などの部分が特に感染し症状は、脱毛、膿胞となり悪化していく傾向にある皮膚病。

イヌツメダニ症
イヌツメダニという寄生虫の感染によって発症し、多量のかさぶたのようなフケや赤い発疹などが見られ
体長は約0.5mm程度で、肉眼で見つける事はほとんど困難。
激しいかゆみ、脱毛、赤いはっしんを伴います。

皮膚疥癬

イヌセンコウヒゼンダニ(疥癬)が皮膚に寄生して起こる皮膚病で、感染力が非常に強く犬同士、犬から人へ感染。
赤いはっしんがみられやがて脱毛、フケ、かさぶたが多くみられる。

トイプードルの細菌性皮膚病(膿皮症)

膿皮症は細菌による感染性皮膚症で、免疫力の低下が起こっている時等に起こりやすい病気です。
体臭が強くなり皮膚が脂っぽくなったり、フケが出ることもあり、発疹や脱毛が起こる。

トイプードルのアレルギー性皮膚病

アレルギー性皮膚炎は、免疫機能が過剰に働き、皮膚に異常が現れる病気でアレルゲンの接触
食べ物、ノミが原因にあげられます。
強い痒みが生じ出血、フケ、脱毛の症状がみられるようになり、患部を何度も噛んだり、掻きむしる仕草が見られるようになります。
原因である食べ物やノミを特定し排除。
保湿効果や炎症をおさえる効果のある専用シャンプー、リンスを使用し、動物病院にて症状にあわせた薬剤を投与し長期的に多剤併用療法を行う。
治療は、環境中のアレルゲンを一掃することは不可能なので、完治させることよりも、少しでも症状を和らげ、つらい痒みを減らし、生活の質を向上させながら気長に病気をコントロールしていく。
費用や治療期間もかかり、根気が必要。

トイプードルの内分泌異常を原因とする皮膚病

ホルモンのバランスが崩れ発症する皮膚病を、内分泌性(ホルモン性)皮膚病。
トイプードルの場合は、年齢が7歳前後から、お尻の毛、後ろ足が左右対称に薄くなったり脱毛する。
かゆみがないのが特徴です。
まだ避妊、去勢をしていない場合は、避妊、去勢を行います。
次にシニアのドッグフードに変更し、サプリメントにより免疫力を高めます。