トイプードルの出産

小型犬のトイプードルの出産頭数は、経験上は3頭が平均です。
稀に4頭生まれる場合もありますが、頻度は多くないです。
妊娠後は、1ヶ月前後でお腹に触ることで頭数がある程度把握できます。
お腹を持ち上げるようにして確認すると、ピンポン玉の大きさぐらいの玉が触診できるからです。
これは、1ヶ月を経過したころだけ確認できます。
子犬が大きくなると、お腹が大きくなり張ってきますので触診はできなくなるからです。
初めての出産の場合は、難産の可能性もありますので出産予定の3日〜5日前後でエコー検査で頭数と骨盤の大きさも確認しておきます。

ブリーダーをしていて、経験上の雄雌の比率ですがオスが2頭　メスが1頭が平均です。
オスが3頭ということもよくあり、メスの出産頭数は少ないことが現状です。

出産予定は交配後61日〜63目前後になります。
出産が近づくと兆候としては下記があげられます。

1.食事を食べなくなる

2.嘔吐する

3.排尿の回数が多くなる

4.穴を掘るようなしぐさをする

5.息が荒くなる

トイプードルの体温を測ることで予定が把握できます。
通常38℃前後の体温ですが、体温が下がりまた上昇することで出産の兆候が把握できます。

予定日を過ぎても出産せず、陰部から黒い玉のような物が出てきた場合は早急に動物病院に連絡し帝王切開等の処置をしてもらってください。

トイプードルの出産のための準備用品を確認してください。

1.出産場所とトイレの場所を確保します。

通常の仕切りつきトイレを利用します。



サークルとゲージの組み合わせでもできます。
出産場所には、ダンボールもしくは籠を用意して
その中に新聞紙を細かく切って入れます。
ダンボールと籠は出入りする所を15ｃｍの高さを保ち出入り口を作ります。
まわりは40ｃｍぐらいの高さｈがあればいいでしょう。

2.ビニール手袋

　子犬をとりあげるときに使用します。

3.タオル
　
　羊水で濡れている身体拭き取ります

4.ドライヤー

　濡れた身体を乾かします

5.ハサミ
　
　へその緒を糸で結びカットします。

6.糸
　
　へその緒を結ぶ時に使用します

7.新聞紙

子犬が誕生したら濡れた新聞紙を片付けて新しい新聞紙をセットします。

出産時間ですが、最初の子犬が誕生すると、続けてすぐに産む場合も多いですが、最後の子犬は少し時間が空きます。
最初の子犬から最後の子犬が誕生するまで3時間〜4時間ぐらいかかります。
時間が永くなると死産の危険性もあるため、獣医さんに相談してください。
また、逆子の場合は陰部から足が見えるため、慎重に引っ張りだします。
逆子のままでは自力で出産は難しいため、早急に対応が必要です。